2012/12/09

生橋下を見にいってきた

生橋下を見にいってきました
お城公園

彼の主張
競争と切磋琢磨が経済を発展させる
民間に委託する
大阪の地下鉄のトイレは、臭くて汚かった。公務員がやっていたから。
民間に開放したら、一流ホテルの清掃をやっている会社が手を上げてくれた
大阪地下鉄の売店も天下りがやっていた。品ぞろえも少なく愛想も悪かった
民間に開放したら、ファミリーマートが手を上げてくれて、売上に何倍にも増えてその売上で駅の公共料金もまかなえるようになった。

教育
子供が英語を話せるようにする。英語が話せないと国際社会に通用しない。
大学を出ても内定率は六割。日本の企業にしか就職先を探さないから。
アメリカだって、中国だって、タイだって、韓国にだって就職先を探せばいいんです
英語教育にたとえ、年1兆円かかっても、公共事業で200兆もかけるくらいなら、英語教育の投資の方が将来的にお釣りが来るくらい有効であると。大阪ではipadを導入して、外人の英語教師も招いた。数十億円かかるがやる。

公共事業
どんなに、橋や道路、トンネルを掘っても経済は発展しない。公共事業をどんなにやっても、シャープやパナソニックは復活しない。売れる商品を作れないから売れない。昔はウオークマンが売れた。今は夜間電力をつかう充電式の扇風機がバカ売れしている。iphone5が発売されたら、iphone4がまだ使えるのにみんな買い換えた。商店街が売れないというが、インターネットの商店は繁盛している。知恵の問題であると。需要に見合った場所、商品を出さないから売れないんだと。

農業
若者がこない産業は衰退する。農業に若い人が入らない。商社にすれば、若者が入ってくる。企業化が農業の発展に必要だ。日本の農産物は美味しい。海外で何十倍の値段で売れるです。

甘えている。今の選挙情勢は厳しい。日本人は変わりたくないんですかね?

珍道候補
頭が良い感じ。頭の回転が早い。国会で答弁もできそう

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橋下氏の演説をきいていると、なにか元気になる。愚か者の文章を読むと自分も感化されて元気がなくなるのと対照的だ。

いま、「ルポ貧困大国アメリカ」を読んでる
自由主義の負の部分を知りたかったから
以下、この本に影響されて、新自由主義、市場主義否定の感想を書く。

 TPP混合医療の解禁は危険だと思う。命の分野の民営化は、命の切り捨てにつながり酷いことになりそう
皆保険も非関税障壁として外資の保険会社に訴えれれるだろ
そうすると、国は皆保険でない部分もつくって、自己負担を広げ、民間医療保険でまかなう部分を作るようになる。政府は医療費削減できて嬉しいわさ
医療保険の会社も利益が上がる狙いが叶う
医者は、医療保険会社への申請の手間が増える、個人が申請するなら、その病気、薬が保険対象外なんてこともアメリカで起きていて、全額自己負担になることもある。高額の医療費で破産する中産階級もいるらしい
実際ニューヨークの盲腸の手術は243万円/1日ということ
月々の保険料が払えなくなって無保険になり、病気が重なると破産し、貧困へ転落する
アメリカがそうだという。そんな国になるのはゴメンだ
アメリカの医療は、医療保険会社に支配されているらしい

 一度導入すると、労働の派遣業のように止めるわけけにはいかなくなる
いま、派遣を廃止して正社員化を義務付けられるか
労働コストも上がり企業も反対するし、派遣社員も首を切られて反対するだろう
一度そういう枠組みを作ると、正社員化「すればいい」ではすまなくなると思う
一度皆保険を崩すと、もとにもど「せばいい」はできなくなる。今までの保険料が無駄になるから



>橋下さんの「変わるのが嫌なんですかね」に対して
変わるのが嫌なんじゃない。自由主義的な負の臭いがプンプンするから嫌なんだ
最低賃金廃止、解雇規制緩和は貧困が拡大する。企業は喜ぶ
救貧法wikiで、安い賃金に国が保障するようにしたら、企業が低賃金で雇うようになって、救貧税が重税かして、税金を払えなくなった農民が貧民へと転落したとあった。働いても働かなくても金が貰えることで勤労意欲もそぐ結果になったと。
だから、最低賃金廃止、解雇規制緩和に反対する。
貧困を加速する。

>日本の農産物が海外で何十倍の値段で売れるについて
農業だって、日本の放射能にまみれたと思われてる農産物が売れるのか
しかも円高で。何十倍の値段で売れるわけがないだろ

>橋下さんの信奉する競争主義について
競争が経済発展につながるというのは、確かにそのとおりと思う。
しかし、竹中平蔵の世界は、あとで閉められない扉ではないのか。
<あとで閉められない扉は開けてはならない>。そんなペルシャの諺(ことわざ)。
 橋下氏の言葉にも甘えという言葉があった。 アメリカのサブプリムは貧困ビジネスであったと。そいう貧困ビジネスの餌食になるのも甘えなんだろうか。銀行が不動産会社や自動車会社と結託して甘い話を持ってきて、数年間は必死で返済して、その後破産して、家を買う前よりひどい状態になって放り出される。手術をするだけで数百万かかって貧困に転落するのが、「甘え」なんだろうか
極端な例か?でもそういう貧困に陥らない方策を考えること。ブレーキを考えることが、アクセルを踏むときには必要なんじゃないかと思う。
橋下、竹中平蔵にはアクセルしかない

>tppについて
TPPで国内農業が勝てないから、戸別保障で「介護」しながらやるって話でしょう
それも非関税障壁で訴えられたらどうすんだろうね。税金払うのは一般国民でしょ。得をするのは輸出企業

しかし、TPPは、アメリカとの関係で拒否できないものかもしれない。 農業で失業者が出ないように、医療で皆保険が崩されないように、医療保険会社による医療支配、政治支配が起こらないよう手立てが必要と思う。

まとめると、 経済発展には、橋下氏がいうように競争と切磋琢磨が必要だろう
珍道氏も頭の回転が早い感じがして、国会に送りたい気持ちもある。
しかし、竹中平蔵的政策は、貧困を拡大し弱者が眼中に無い点で危険だと思う。

 地方分権もピンと来ない。地方が強くなったら国が強くなるという理屈が分かんらない。
地方は地方、国は国それぞれバラバラにやってたら、やっぱりまずいでしょ。

地方の長が国政をやらないとよくならない言う理屈も分からない。
ただ、地方の実情が分かった人が国政をするのは、いい事と思う。
じゃあ、滋賀県知事の嘉田さんが国政にいったら、上手くいくの?大村知事は?
橋下さんは県知事、市長を経験しているので、国政に出たらうまくやれるは、今までの彼の手腕から見て信ぴょう性があっても、それを一般化して、地方の長を経験しないと国政なんて上手く出来ないは言い過ぎ、誤謬。
いやむしろ、地方でうまくいったから、国でもうまくいくという考えは合成の誤謬の可能性が高い。
合成の誤謬 wiki
領国経営において緊縮財政による財政改革に成功した徳川吉宗松平定信の改革が失敗したのはこれによる。
とあった。まさにこれ↑


以下、マサリクの精神の言葉から、新自由主義、競争主義、国を守ることについて考える。
マサリクチェコの精神から
「政治の直接の目的は、人の命をたいせつにしてむやみに失わせないこと、国民の力を適切に扱うことです。野蛮さと真の文化の程度は、個人と民族がいかにして人命を大切にするかに従って測られます。それも、単に戦時だけでなく平時においてもです。ボルシェビキは反戦を唱えながら、自分の同胞の血は惜しまないのです
国の目的は、国民の命、生活を大事にするとであり、国益の為に国民の生活を蔑ろにすることではないと。
 もしも多くの不屈で勤勉な人々が、自分にできる最良のことをなそうと繰り返し努めることがなかったならば、状況はまだどれだけ悪かったかは、想像も出来ない
 橋下氏の競争と切磋琢磨は、マサリクの言葉とも符合する。本質的なことかもしれない
自らのアイデンティティを失った人間、あるいは自らのアイデンティティを守りぬこうとする努力を放棄した人間、虚偽と馴れ合い、長いものには巻かれた人間は、支配者に操作され、その傀儡と化し、巨大な悪が寄生する宿主となる。
民主に投票すること自体が、事なかれ主義なのかもしれない。
支配者に操作され、傀儡と化し、巨大な悪が寄生する宿主となるのかも
うーん、迷う。実際、各党の公約を比べて、維新が一番クリアだ。
しかし、石原さんの言う「自立した日本を作る」には賛成だけど、戦争賛美の憲法改正には反対だ。

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