2012/03/24

いつの間にか景気回復したら増税という話がすっ飛んでる

税率引き上げの前提に「経済状況を好転させることを条件」と明記
景気条項めぐり平行線=26日に修正案提示へ-消費税法案-民主(時事ドットコム)
これって、景気回復の政策をセットするから消費税増税をさせてくれって読める

しかし、もとは、こういってたはず
所得税法等の一部を改正する法律(平成21年法律第13号)(抄)
平成20年度を含む3年以内の景気回復に向けた集中的な取組により
経済状況を好転させることを前提として、遅滞なく、かつ、段階的に消費税を含む税制の抜本的な改革を行う

景気回復したら消費税増税→景気回復させるから消費税増税
なんにもしないからホテルに行こうみたいな。儲かるからマンション買いましょうみたいな
結果なのか、これからしますという話では、全く違う。すぐにでも増税したい政府、景気が好転するのを待つ気なんて毛頭ないはず。微妙な言葉のすり替えで意味を全く違うものにしてしまう官僚話法

増税する前にやることがある、国会議員は見を削れという話の流れで、
議員定数削減を実現する前提で消費税増税の党内議論に賛成するという話がありました。
一見筋が通っているように見えますが、定数削減のような実現困難な話を出来る前提で、他の話を了解するのはおかしいと思うんです。例えば、100万のものを決済通しておくから買っといてと言われて決済もないのに買えるのかって話。本気で議員定数削減する気があるの?反対したというポーズが取りたいだけやろ。本気で議員定数削減する気があるなら、それが成立してから賛成すべきだろ。

財務省の公債の推移というページをみると
公債残高はうなぎのぼり、民主党になってからバラマキ政策、放漫税制財政で悪化
増税も必要と思うけど、放漫財政をなんとかせんとどうしようもないよ
公債発行枠を厳しくするとか
「なんとか」ってのも自分でわからないくせに他人に考えて、というアホな言葉ですけど

2012/03/11

原子力を扱う人間にストレステストを課さなきゃだめです 中日新聞 12/3/11

[3・11~]内閣審議官 下村 健一さん(51)◆「菅さんに冷却水必要」とメモ 頭抱える班目さん。 固まった専門家たち(東京新聞 12/3/12)

□人間の問題が大事
原子力を扱う人間にストレステストを課さなきゃだめです。スペースシャトルの乗務員は、想定外の状況で抜き打ちのトレーニングを受ける。今度何かが起きたとき、今の原子力技術のトップたちはまたなにもできないだろう。一年たって強調しておきたいのは「人間」の問題は何も解決していないということです
読んだとき、誤読して、人間の能力に頼っても物事は解決しないと読んでしまっったんですが、よく読むと、人間の問題が大きいし、何も解決していなといっているんですね。
確かにそう思う。どんなに、機械で対策して、マニュアルを整備しても、それを使うのは「人」だ
自分は4月から異動になるようだが、ダメな人間を淘汰することは組織にとっては大事なんですね。淘汰される側だけどそう思う。多分、異動は自分にとってのストレステストなんだと思うようにすべきか。

□固まる専門家
管さんが携帯電話でどこかに電話してい「必要な発電機の大きさはどれくらいなんだ:と。なんで総理にそんなことを聞かせてるんだ・・・と思った。でも、専門家の人たちに「これってどうなってるの」と聞いても、「はい」と返事はするけど、固まって動かない。
仕方ないから僕が近くにいって「あなたの持ってる携帯を左手に持って、右手でボタンを押して相手の人にかけてください」というと動き出した。これ、本当の話。

□爆発しないといったじゃないか
テレビをつけたら1号機の爆発の映像です。「爆発しないって言ったじゃないですか!」って、管さんが斑目さん(班目春樹・原子力安全委員長)にいったら、これは映画か思うくらい頭を抱えて。人生で一番ショックな光景でした。この人が日本の最高権威なのかと。
専門家は何をきいても、ふにゃふにゃしか言わない。管さんから目をそらす。そんな中で唯一、明言していたのが「爆発は起きません」だったんです
 □保安院次長・平岡英治(56)の話も酷い(東京新聞 12/3/12)
SPEEDIのデータはほとんど記憶にない。一部見たと思う。そこにいた全員気象情報が頭に入っていて、当分海の方に吹いていると。
(データには)新しい情報がはなかったから覚えていない。
官邸がなぜ「全員撤退」と受け取ったか分からない。私は「一部撤退」という認識。一部といってもかなりだが
 東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の移流拡散について(気象庁 事故後の風向きと拡散の動画)
あくまでシミュレーションってことだが、3/12夕方から北方向、3/15日には関東方向にもろにかぶってる。日野市の民間のガイガーカウンターが異常上昇したのを覚えてる。
風向きが海に向かったときだけは気象情報が全員の頭に入っていて、他はデータが無かったので覚えていないって、ふざけてんのかこのじじい。一部撤退の認識って東電の提灯持ちか。56歳か、天下り先の面倒見てもらうかもしれないから、東電を悪く言えないよね(皮肉)

□東電が(全面)撤退を申し出たのではないかする記事
東京を救ったのは菅首相の判断ではないか竹内敬二(WEB ROZA)
 この報告書を読んで、私が改めて認識したのは、「東電の撤退の申し出」の重大さだ。1、3号機で水素爆発が続き、2号機で格納容器の圧力が高まり大爆発の危機が迫っていると思われていた15日未明、東電が撤退を申し出たことだ。

東電は、いまでは「全面撤退を企図してはいなかった」といっているが、当時、未明に何度も何度も官邸に電話してきたこと、「部分撤退の内容」を何らいっていないことなどから、事故調報告書でも、東電が全面撤退を申し出ていたとほぼ断定している。清水東電社長と話した海江田経産相、枝野官房長官、細野首相補佐官のいずれもが「全面撤退」と受け止めていた。清水社長は「とてもこれ以上は現場はもちません」と言ったという。

撤退を止めたのは菅首相だ。枝野氏らは問題の深刻さから「首相しか判断できない」として、午前3時20分に仮眠中の首相を起こした。
福島第一原発事故直後の緊迫の10日間の真実を追った、迫真のドキュメンタリーを観て (WIRED.KP TECHNOLOGY)
あるいは事故発生から5日目、東電が現場にいた職員・技師たちを総員撤退させることを決定し、それを首相が押しとどめる場面。この間の経緯について、東電側は「全員を避難させるとは言っていない」としているが、現場にいたある人物は、当時の吉田昌郎所長が現場職員全員を集め、「みんな家に帰ってくれ」と語ったことを証言している。吉田本人だけは残って死ぬ覚悟だったのではないかとその証言者は類推するが、そのうえで、「家に帰れ」と言われて「ホッとした」という率直な心情をも明かしている。
 □SPEEDI機能し「ほっ」っとしたが・・・原子力機構副部門長 SPEEDI開発者茅野正道
あれ?SPEEDI公表ってまるで成功したみたいにいってるけど、そうだっけか?なんだろう、すげえ違和感ある
特集 - 裁かれるべき政府と福島県知事の大罪

内閣府が3月23日夜に発表したSPEEDIデータ 早川ブログから
プレス発表平成23年3月23日原子力安全委員会緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の試算について
2011年4月25日公表/文部科学省
国内での公表より先に米軍に3月14日から外務省経由で提供

早川マップの方が白河まで回り込んでいて正確。
ほっとしたっていうけど、SPEEDI全然しょぼいし、情報足りない。
それに、
SPEEDIの「生みの親」とすれば避難判断に用いられなかったのは残念です。
他人事感が半端ねえ。早川先生は放射能汚染に重大な関心をよせ、放射能汚染が住民の健康被害に強く影響するという思いで広範囲な関東東北の地図をつくりあげたんだと思う。
茅野ってひとは、放射能汚染予測というのを作って、ここしかないという使い所を逸して(逸したのは政府だけど)、使命感のかけらもないみたいで。。
原子力安全委員会から電話があっったのは、3月16日昼ごろ。安全委のもとで、SPEEDIを活用することになったので、「来て欲しい」と。
【速報】放射能拡散予測SPEEDI 文科省「一般にはとても公表できない内容と判断した」ちばとぴ12/3/3
ログ速
昨年3月15日、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による放射性物質の拡散予測について、当時の高木義明文部科学相ら 政務三役や文科省幹部が協議し「一般にはとても公表できない内容と判断」と記した内部文書が作成されていたことが2日、同省関係者への取材で分かった。
 あれー? 3/14に米軍にSPEEDIの情報提供して、3/15にこりゃ公表できないというメモを作って、3/16に開発者を読んで計算結果を確認して、実測値をつかって逆算したりして精度を上げたということか。時間稼ぎしてたようにもみえる。。というか実測値使うなら予測プログラム要らなくね?
どや顔で逆算しましたっていってるけどさ。


漫画だったらよかったのにorz

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