2013/11/16

北海道幌延町の高レベル放射性廃棄物処分研究所について

(日経新聞13/11/13)「原発のごみ」封印実験 北海道で5年かけて検証 
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDC1200G_S3A111C1EA2000/
この記事を読んでも過疎地で処分場作ったんだなくらいの印象しかわかないけど、面白い動画があったので引用します。
それに、過疎地に処分場を作るだけという寝ぼけた話じゃなくて、小泉氏の原発ゼロ、最終処分場はどこにもないじゃないかにつながった話だった。
処分場ができたら、原発ゼロの第一の論拠が崩れる。
引用---------------------------------------------------------
行き場のない"核のゴミ"北海道幌延町の不安  抜粋して文字起こし 2011/8/11
http://www.youtube.com/watch?v=jOZFcWI_H78

幌延深地層研究センター(高レベル放射性廃棄物の最終処分の研究施設)
核廃棄物を持ち込まない約束で建設が進められているが/
この幌延の地で処分するわけではございません
事業費予算600億
堆積物は放射性物質を吸着する性質があるんです
>放射性廃棄物埋める気まんまんかよ
地震で崩れたりするような危ない地層には作らないが、無限にお金があるわけじゃないから合意を探る
交付金、年間1億3千万
候補地になれば最大90億円の交付金
研究施設を処分場にはしないという(幌延町などとの)協定がありますので、その可能性はないと思います^^
筒が保つのは腐食などがあるので10万年のうち千年ほど
10万年前というとというとネアンデルタール人がいた時代
10万年後はどうなるか分からない
原子力の研究者の中でも、原子力は過渡期のエネルギーという人もいる
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処分場ちがう。核廃棄物を持ち込まない約束で作られた研究所だった!
だけど、処分場にする気まんまんという。いろいろ驚くような内容。
まぁ、そりゃそうだ。何もしないからホテルで休んでいこうみたいなもんだ。子供でも分かる。
でも、金で釣っといて、原子力発電環境整備機構NUMO側は、こちらからはお願いしないよと、にやけてるのが嫌らしい。向こうから頭を下げてお願いに来るだだろうことがわかってる。
福島第一の事故の半年後の放送なので、概ね反対基調

過疎つってもそこに3000人近い人が住んでて、60億程度の予算規模で生活してる。誰もいない原野に埋めるわけじゃない。

誰だって、自分の家の近所になんか高レベル放射性廃棄物の処分場なんか作ってほしくない
特に一次産業の人は思うだろ。それに地元が金をもらえるからと賛成しても、交付金をもらえない周辺地域も影響を受ける。それに、あんな塩分の濃い地下水に浸ったような地層で千年持つのかよという気もする。地震はない地域なんでしょうけど、よく知らないけど。。最悪の事態を考えると、腐食で数十年しか保たず、高濃度汚染水が漏れだして、放射能汚染のため誰も取り出せない事態になることは考えられないんだろうか。。そのための研究施設か。xevra xevraさんがコメントで言った"10万年のものを5年で判断するのか、いい加減にしろ"ってのは的を得てる気がする。最悪の事態にならないために検証実験するという記事であり、どちらかというと我々が生きている数十年に対して保つかの検証がまず必要とうことなんだろう。動かしたい奴は、やることが前提になってるから、そういう危なさはある。周辺国ロシアとかにも検証してもらってOKをもらったほうがいいと思う。国内問題ではすまない。IAEAはチェルノの癌の事故由来を否定する事故報告書を出すようなところだから(1991年重松報告)、あまり信用出来ない。利益相反する国に評価してもらうのが一番、でも下手に絡ませると補償金とかいう話になりかねないか。

知り合いの実家の近くの地域だったので、なにか身近に感じた。 
知人に聞いたら、小さな頃から周辺で反対運動をしてた古い話らしい。
幌延だけがおいしい思いをして、周辺は危険だけを負うと。
小さな頃っていうと40年ほど前か。1973年くらい。1974年原発の交付金制度、原発三法というのが作られたらしい。 そんな古くから真っ先に目をつけらえて処分場探しに動いてるんですね。
これは原発政策の根幹の問題だし、影響を受ける周辺の問題でもあるから、地元が反対、賛成とかそんな小さな話で済むものでもなかった。
原発の歴史
1954年 第五福竜丸被曝事件
1957年 初臨界
1963年 動力試験炉
1963年 東海村原発営業運転開始、1998年営業終了
1996年-1972年 試験終了、クラック等不具合、応力腐食割れ知見
1970年 敦賀第一軽水炉型

1970年 美浜原発
1971年 福島第一
1996年 柏崎刈羽原発6号 改良型軽水炉
日本原子理力開発の歴史
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=16-03-04-01

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