2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:749ページ
ナイス数:25ナイス
マサリクとチェコの精神―アイデンティティと自律性を求めての感想
自分では考えつかないような思考の引き出しを与えてくれる/チェコという小国が大国に対峙したときの思想/民主主義は器であり、教養ある自律した人間が支える。教育が民主主義を支える=今の教育どうなのとか/暴力による、生命精神の危機には暴力が容認される、排他主義、全体主義、命を軽んじることの否定、宥和政策の失敗に見られる事なかれ主義の否定、孫崎氏のような尖閣棚上げ論も、無能な平和主義、無抵抗主義、事なかれとして否定される気がする。政治経営のする能力のないものの暴力革命も否定している
読了日:9月23日 著者:石川 達夫
からくりからくさ (新潮文庫)の感想
過去自分の家系に起こった事が、唐草のように連続して現在につながっている。一つ一つのことばに、からくりのような伏線が仕込まれていて、一つの大きなな物語が作られている。憎悪と慈愛。憎悪の苦吟が祝福を深くする。生きることは何かを探すことではなく、生き抜くこと、そして伝えること/家系図を作るのに何度も読み返した/男が原因で恨みと憎悪をまき散らしてるような気も。。/ピーナッツバターとジェリーのサンドウィチの話、好き、紀久さんが暗黒面に落ちていくのも。
読了日:9月22日 著者:梨木 香歩
読書メーター
2012/10/16
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