2012/08/05

「最悪」奥田英朗 途中感想 ネタバレ

町工場の信次郎が新規機械の1千万の融資を受けるところ
銀行の窓口のみどりが、支店長のセクハラを上司に訴えたところ
和也がパソコン買取店の金庫を狙ってるところ

きっと機械は買って受注がないというオチ。親会社の融資を進めた神田は異動になって受注がないことを責められなくなるとかかな。
セクハラの訴えで支店長が謝罪するはずない。多分シラをきって、黙らせるか、嫌がらせを受け異動で辞めさせようとする
和也は600万は手に入らないで更に追い込みをかけられる

3人に共通するのは、自分の運命を他人にゆだねてること。受注が不確かなのに皮算用で機械を勝ったり。あれって、銀行の支店長が、新人の幹部候補生高梨に実績をつませるため、、取引先で信次郎の親会社の北沢製作所に相談したものと思われる。
親会社は、融資先はないか受注の話があったので、外注の親父に話しを持っていった。しかし、受注がないというリスクは追わない。リスクは信次郎が負う
みどりにしても、友だちの勧めでセクハラを訴えたが、友だちはリスクを追わない
和也にしても、強盗に入ったが、店は相棒任せ、金を作るように仕向けたヤクザもリスクは負わない
騒音苦情のマンション住民の本田も、市役所の役人を自分の会社?官庁?に呼びつけて、理不尽だ。
騒音苦情は、夜間7時とか日曜操業を止めてというのは、妥当な訴えに思える
町工場としては、親会社の無理な注文のために、致し方なく動かしてるんだろうけど。
工場側の弁護士をつけて、常識ある客観的で自分に不利にならない判断を聞ける体制にした方がいいように思う。でも、工場は2交替とか普通にあるから、夜動かすなって言われたら、会社が成り立たないな。
騒音苦情ってのは、大津の自殺した学校でもあった。
住宅地側の窓をしてめ吹奏楽などの練習をしてくれと住民が要望したのに聞いてくれなかったと
【大津・いじめ自殺】「問題の中学」近隣住民が明かすあきれた体質…「(騒音問題)何度も学校に改善申し出、適当に返事されもう10年」

騒音問題は、ちょっとどっちが悪いか判断できない。

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