2012/01/13

思考のレッスン 丸谷才一

本の中にあった気になった言葉と備忘のため残します。

この本は、考えるためのヒントや、読みやす文章を書くための方法が書かれています
はてブで多数ブックマークされてる「[保存版]読むだけで文章力が劇的に向上する良質記事まとめ8選」と似たようなことは、この本にも書かれています。
文章を書いたりものの考えたを示したサイトがもてはやされるなら、この本も注目されてもいいのにと思いました。
読みや易い文章を書くためには、まず結論をわかりやすく書くこと。
日本語は、最後に否定がくるので読んでいて文意が分かりにい。
そのため、「しかし」や「しかも」などの接続詞?を使って文意をわかりやすくしたらいいということでした。
あとは、ものの考え方。自分の持ってる引き出しを開けて、比較しながら考えるといいそうです。
いつか、「北斗の拳」と「からくりサーカス」の比較なんて書いてみたいな。
北斗の拳の終り方、ケンがリンを残して去っていくのがあまりにも虚しい感じがしたので。
でも、テーマが大きい割にしょぼいことしか書けなそう(´Д`;)



p41

なぜ福田さんは、三島由紀夫をすぐ受け入れてしまったんだろうか?それは、あらゆる運動において、より過激な論調を出したほうが強いんですね。優勢になる。過激な論、青年将校の言辞に対しては、つい、「その通りだ」と言いたくなるもんなんです。左翼は小児病に大して弱く、右翼は直接行動に対して弱い。そのときにちょっと待ったをかけるのは大変な勇気を要することなんですね。乱暴なことの方がカッコいいからな。

小児病に弱いという表現が分からないけど、過激な論調が優勢になるというのは「確かに」と思いました。

p99

社交的な人間だから孤独が深まるし、孤独があるから社交的なんだというふうに捉えるわけですね
もともと一人の人には孤独もないんですね、ということで同感でした。
p104

「読書は人間がベッドの上でおこなう二つの快楽のうちの一つである」
もう一つはセッ◯スなんでしょうけど、睡眠の快楽が抜けていると指摘
ベッドの上の快楽なんて表現、考えたことがなかった。


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