同じ単語を言っても受け取る人によって、受け取っている意味が異なる言葉ってありますね。
原価
ものを作るのにこれだけかかるようというのが原価
マクドナルドの原価はとか、牛丼の原価はとかって使われるけど
売れる量によっても原価は変わる。
月10個しか売れない場合と1万個売れる場合では原価は違う。
逆に原価が変わらないなら、赤字でも原価計算上は黒字になるという変な話になる。
100円の売価で50円の原価。 10個売れたので500円の利益で黒字。
だけど月の売上が1000円なら当然赤字で倒産するという当たり前の話w
どんな人が作るのかでも違う。
例えば、昔、高速のサービスエリアでうどんを3人のおじさんが作っているいるのを見た
茹でる係、盛りつける係、お客に出す係。製造経費としたらおっさん3人分の労務費が1杯にかかる。
電力会社の総原価方式も似ている。かかった費用+費用に何割か利益を上乗せして電気代に載せていいるという。
不良率とか稼働率とか固定資産とかいろいろな前提を一致させないと同じ原価は出ない。
逆にさじ加減ひとつで、利益が出る製品群になったり、赤字製品になったりする。
原価を考えるのは儲けを考える上で絶対必要だけど、細かい設定の上に積み上げる原価計算はとても煩雑。
それはシステムを入れたら解決するものではなかった。
国益、売国奴
TPPが国益にかなわないなら脱退すればいいという議論。でも推進派にとっての国益と反対派にとっての国益は違う
同じく、売国奴という言葉も、推進派はTPPは国の発展に欠かせないと思っているなら、反対派が売国奴だろうし、反対派にとっては逆だろう
大政奉還
幕府が朝廷に政権を返す。幕府側は政権を返還しても勢力は保てると思っていたし、討幕側は幕府の温存など考えていなかった。
一つの言葉で合意しても真逆の思惑があった。
児童ポルノもそう
法律上の対象は18歳未満だから、児童といったときにイメージするものとは異なる
ちょっとミュアンスが違うかもしれないけど
自由をいえばいうほど、やりにくくなったり不自由になったり
動物愛護センターが殺処分場であったり
情報セキュリティ
例えば、「君、情報セキュリティ対策について考えてくれたまえ」、という場合、どの範囲のセキュリティについて考えればいいか。そもそもセキュリティとは、ウィルス対策をしてなのか情報漏えい対策なのか、PCが壊れた場合の予防対策なのか、情報機器、書類の盗難対策なのか
「考えてくれたまえ」っていう、言った方のイメージと受け取る側のイメージが、情報セキュリティという言葉が曖昧すぎて一致しない可能性大という
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