5月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1699ページ
ナイス数:13ナイス
謝々(シエシエ)!チャイニーズ (文春文庫)
中国には、人をだましてでも利益をあげようとする。でも、それは卑しさなどではなく、国家が12億という猫をくわすのを放棄し、野に放って自分でエサを取って来いという、改革開放政策のせいだった。中国人はたくましい。たくましくないと生きていけないんだろう/それでいて、好奇心旺盛で「ごはんたべていき」というホスピタリティのある包容力が魅力的ですね/山賊に襲われるような長距離バスに旅行者として一人で載るなんてすごい無茶しますね。真似できないw/でも、疑似体験ではなくて、自分自身の身体感覚を取り戻すのが大事ですね
読了日:05月27日 著者:星野 博美
バグダッド・バーニング―イラク女性の占領下日記
イラク戦争について無知だった。悪党のフセインを追い出してイラクを開放したんだと思っていた。しかし違った。己の欲望のために他国を蹂躙したんだ。建物を壊し、道路を戦車で削り、原理主義の狼を街に放ち、街は女性一人では歩けなくなった。国家のないところに警察は機能しない。誘拐されても誰も頼れない、身代金を出すしかない。戦争は理不尽な殺戮だ/"彼の10歳くらいの息子が怒りで目を涙でいっぱいにして静かに言った。「奴らが伐った木を一本ごとに、5人ずつ死んでくれ」"
読了日:05月27日 著者:リバーベンド
他諺の空似 ことわざ人類学
しょっぱなから笑った/ブッシュ批判が強烈、「金を持てば馬鹿も旦那を地で行く男」/諺や名言はちょっと説教臭くて多少食傷気味になった/付箋がたくさんついた/周りが変人ではなく自分が変人/ 男は、常に欲し、しかれども常に出来るとは限らず。女は常に出来、然れども常に欲するとは限らず/業績があるエライ人と業績がない偉い人など面白かった。
読了日:05月03日 著者:米原 万里
桃
見たくないものを見せられて、嗅がされた気分/Sって誰や/雪之丞の詳しい話なんて聞きたくもない。ここは何処、私は誰状態/桃というより苦瓜/ツ、イ、ラ、クが良かっただけに残念/それと、あんたらばればれですやんか、狭い町だもんね。。/いちお前編の脇役を主人公にした話だけど、誰も気持ちもすくい取られてないっていうか、ああ良かったなと思わせる話しじゃないんよな
読了日:05月03日 著者:姫野 カオルコ
死ぬ気まんまん
1部は本当に身辺雑記。でも、仕事が嫌い、布団に入ってビデオを見るのが幸せというのにくすぐられる、面白い考えの人だなと/ガンなのに、死ぬのなか大したことじゃない、元気に死にたいといってしまうところが、すごいことなのかもしれない/”ガンは早期発見でしか治らない、それ以降はものすごい労力と多大な費用と、精神的苦痛を味わうことになる"とあった/がん保険に入るよりずっとがん検診を受けなきゃいかんのかもね。ガンは怖い、親父もガンでミイラのようになって死んだ。祖母も苦しんで暴れて死んだ。本当に元気で死にたいと思う
読了日:05月02日 著者:佐野 洋子
2012年5月の読書メーターまとめ詳細
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